奥の細道を求めて

仏を求める旅

奥の細道を求めての新着ブログ記事

  • 空と縁起

    空と縁起を説きたまえる釈迦牟尼仏と龍樹菩薩に礼拝いたします さて、以前の記事(『鬼滅の刃』と『魔法少女 まどか☆マギカ』、あるいは〈自性の否定〉についての考察)で、空と縁起について述べたのだけれど、仏教哲学については少し不明瞭で分かりにくかったと思うので再度、空と縁起および言葉との関係性について考... 続きをみる

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  • 狂気とは何か

    先の記事『三枚の絵』で述べたけど、狂気とは何なのだろうか。 狂気とは、常識/文化/意味に閉じ込められてしまった人間の解放の試みの一つだ。それは世界の改変のことである。人は世界の中でしか生きられないので、この世界の中で生きられなければ世界の方を改変するしかない。その試みの結果が、神経症や精神病と呼ば... 続きをみる

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  • 三枚の絵

    実物を観たのはこの絵だけ。円山應擧の『藤花図』根津美術館にある。 ゴヤの『我が子を喰うサトゥルヌス』スペインのプラド美術館だったと思う。 実物はもっと明るい。ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』イタリアの有名な美術館だけど、何という名前だったかは忘れてしまった。いつかこの三枚の絵をガラスを通さずに... 続きをみる

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  • 食べものについて

    食べものはとても大事だけど、私はそれにはあまりこだわらないので残念ながら料理の写真は少ししか撮っていない。その中から、いくつかの東南アジアの国とインドの料理を紹介したい。 インド まずは10年前に初めてインドに行った時の話しから始めよう。 カレーは大好きなので、インドに行っても何も困らないと思って... 続きをみる

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  • 二本の映画

    リアルタイムで映画館で観たのはこっちだけ。アンドレイ・タルコフスキーの『ノスタルジア』。たぶん映画館だけでも四、五回は観たと思う。 ビデオショップでレンタルして観た、サタジット・レイの『パサー・パンチャーリ』。その後インドに行った時、レイの作品は手当たりしだいに買ったけど。 『ノスタルジア』はカン... 続きをみる

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  • 猫の写真

    私は猫が好きで、この旅の間も猫を見つけると写真を撮っていた。あまり多くはないけど、今は出かける機会も少ないし時間もあるので、まとめてご紹介したい。 東南アジア諸国では猫の多い国もあるし、ほとんど見かけない国もある。ちなみにインドでは犬は多く見るけど猫は見たことがない。犬か猫かの好き嫌いは国民性によ... 続きをみる

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  • 詩 あるいは猫町のゴミ箱の中

    いつか僕は 渡鳥に運ばれて ジャングルと海にはさまれた 小さな砂浜に落とされるだろう 醜女等と食う 空豆の風のいろ うねりの海に 沈む陽の 音がする わたしのひだりてが ゆっくりと わたしのみぎてを にぎりつぶしていく 宝石箱をこぼしたような 雪の山のオリオン座 水溜りに 靴を濡らして蹲る 山合い... 続きをみる

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  • ジャコ・パストリアス

    ジャコは有名なジャズベーシストなのでご存知の方も多いだろう。超絶的なテクニックの持ち主で音楽的なアイデアも豊富だった。次代のジャズシーンをリードする存在だと思っていたのに、1987年9月21日、酒場の用心棒に殴り殺されてしまった。ある意味では自殺だったのかもしれないと私は思う。なぜなのだろう。なぜ... 続きをみる

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  • 昨夜雷が落ちた。9時頃だったと思う、ベッドで横になっていた私は突然の、空気を切り裂くようなもの凄い音で、本当に心臓が縮み体が飛び上がるくらい驚いた。「魂消る」という言葉は聞いた事があるけど、実感したのは初めてだ。たぶん近くに落ちたのだろうとは思ったが、今朝屋上に上がるとホントに目の前だった。 裂け... 続きをみる

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  • 雨上がりの昼休み

    私も食べた昼飯の後に、このゲストハウスのスタッフが雨上がりの屋上で休んでいる。一番右にいるのがマネージャーで、髪をカットしてもらったばかりでゴキゲンに鏡を見ている。僧服を着ている事もあるのでお坊さんなのだと思うけど、音楽に合わせて踊ったり大きな声で歌ったりもするので、あまりお坊さんっぽくはない。少... 続きをみる

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  • 『鬼滅の刃』と『魔法少女 まどか☆マギカ』、あるいは〈自性の否定〉についての考察

    最近話題になっているらしいので、ネットで買って読んでみた。この二つは物語の構造がよく似ていて内容もとてもおもしろい。もしあなたがまだ読んでいないなら、ぜひ読み比べてみて欲しい。私が読んだのは このコミックスの20巻までと このシリーズ3巻と [新編]叛逆の物語3巻。そしてあなたが読んだという前提の... 続きをみる

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  • チベット語の難しさについて

    チベット語は文法が日本語と似ているので、読むことは比較的簡単に入ることができる。でも、発音がとても難しい。 日本語は特殊な言語らしくて、他の言語と比べると、音の数がきわめて少ないらしい。日本語の場合、基本的には子音・母音の組み合わせだけで音が構成されていて、私が数えたら100音〜140音くらいだっ... 続きをみる

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  • チベットの青年

    ひと月くらい前のことだけど、閉じ込められていたゲストハウスに同宿しているチベット人の青年と会って話しをした。 彼は日本語を少し話し、英語と中国語は自由に使える。中国の大学に通っているらしいけど、歳は25,6才に見える。私は最初、学生だろうと思っていたけど、もしかしたら教えているのかもしれない。背が... 続きをみる

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  • インドのコロナの中で

    ネットニュースを見ると、日本ではコロナは収束しつつあるらしい。でもインドでは毎日感染者が7,000人づつ増えているそうだ。そもそも、その日暮らしの下層民が2割くらいを占めるインドで、いきなり完璧なロックダウンを実施して、その人達にどうやって生き延びろと言うのだろうか。住む家も蓄えもないというのに。... 続きをみる

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  • 撚糸島

    撚糸島は 風に舞う柳やタンポポの綿毛で 無限の宇宙を無数に漂って 青磁色の母の手が私をつつみ 夕陽の繭の中の私とあなたをみつめ 狐と兎たちをベットのくぼみにとじこめて 音も無くのみこむ それはそこにあってそこにない 瞬きの裡の 漆黒の闇のひかり ※ たしか、撚糸島という言葉は飯島耕一の詩の中に出て... 続きをみる

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  • チベット語を読む

    インドがロックダウンされてから既に7週間が経つ。その間、ゲストハウスに閉じ込められているので、今読んでいるチベット語教材の例文を私なりに解釈してみたい。その例文の和訳は 「対象を実在すると捉えることが輪廻の根本であるならば、非実在であると見たならば、輪廻から解脱することになるのではないか、と言うな... 続きをみる

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  • インドのロックダウン

    3月末でロックダウンが解除されると思っていたので、待ち兼ねて4月1日の朝にネットのニュースを見ると、3月24日にモディ首相が「明日25日から21日間、インド全土をロックダウンする」という発表をした記事が載っていた。3月22日に外出禁止令が出され、そこから24日までは外出の自粛を要請する、という措置... 続きをみる

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  • ダラムサラの封鎖

    インドでは新型コロナウィルスへの対策として、多くの州が封鎖されている。ここダラムサラのヒマーチャル・プラデーシュ州も今月22日から封鎖されてしまい、31日まで外出禁止令が出されている。警察からの指導なのだろうけど、ゲストハウスの入り口には鍵が掛けられ、外に出ることができない。たとえ出たとしても、す... 続きをみる

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  • 何時何処で死ぬ、か

    西行は「願くは花の下にて春死なんその如月の望月の頃」と詠じ、芭蕉は「旅に病んで夢は枯野を駆け巡る」と詠んだ。西行は、死ぬ時には自分もお釈迦様と同じように(2月15日はお釈迦様の命日なので)と思い、芭蕉は地獄の光景を夢に見たのかも知れない。二人とも永遠の旅人なので、何時何処で死んでも良いという覚悟は... 続きをみる

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  • ジャズの名演

    ジャズの歴史の中に残された名盤の中には、奇跡的な名演の記録、というのがある。チャーリー・パーカーの ''Jazz At Massey Hall'' というのがそれで、1953/5/15のトロントのマッセイホールでのライブ録音だ。 アルトサックスがチャーリー・パーカー、トランペットがディジー・ガレス... 続きをみる

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  • 春の嵐

    インドの山奥にも、春の嵐は来るらしい。でも日本とは違って、夜だけだ。 雷が走り轟き、風が吹き荒れ、雨が降りしきっている。ここ3日くらい、夜になると決まってこうだ。昼間の束の間の雨の合間をぬって昼飯を食いに行くけど、晩飯の時間にはもう外を歩けなくなってしまうくらい。仕方ないので、買い置きのチョコレー... 続きをみる

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  • マクロードガンジでの宿探し

    最初に泊まったのは “Snow View Residency” というホテルで ネットのホテル検索サイトで Rs400 ¥640 とあったのを見付けてそこを予約した。着いて部屋を見ると値段以上に良い、というか、良すぎる。広くて清潔で眺めの良いWの角部屋だ。なんとなく、うさん臭い気がした。でも「あな... 続きをみる

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  • ダル湖

    久しぶりに晴れたので(2週間もの間ずっと曇って雨ばかりだった)、ダル湖と言う所に行ってみる事にした。 ダル湖はマクロードガンジから北に歩いて1時間くらいの所にある小さな湖だけど、その途中の道がおもしろい。町中のタクシーの駐車場を抜け 林の中の道を行くと キレイな湧き水があり 小さな沢もある。道は平... 続きをみる

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  • チベット語について

    チベット語の特徴は品詞が流動的である、というのは以前に書いたけど、もう一つ。チベット語は語彙が少ない。日本語の場合は漢語をそのまま取り入れて語彙を増やしたけれど、チベット語の場合はサンスクリット語をそのまま取り入れるという事はせずに、あくまでもチベット語に翻訳している。サンスクリット語を音写する文... 続きをみる

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  • ここ最近

    気がつかない内に、少し無理をしていたらしい。見るもの聞くものがみんな面白いので、風邪を引いてもあまり気にしないで歩き回ってばかりいた。そのせいだろう、寒いダージリンで引いた風邪が2か月半経った今も治らない。でもここ数日、とても天気が悪いので寝てばかりいたらだいぶ良くなってきた。やはり風邪をひいた時... 続きをみる

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  • バグス村

    これはダラムシャラ全体の地図の写真。中央のピンクのマーカーが私の泊まっているホテルで、バグス村は右上の青い(写真では灰色の)滝がある所。マクロードガンジから山の中腹の平坦な道をゆっくり歩いて30分くらい。この地図はスケッチなので実際の距離には対応していないけど。 マクロードガンジを出て こんな道を... 続きをみる

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  • インド、その他

    記事には載せられなかったけど、紹介したい写真があるので見て頂きたい。 これはマジュヌカティラの貧しい母子がドブさらいをしている写真。左右には、10年前には一度も見たことのない輸入車が止まっている。インドはIT産業の発達で物価は2,3倍になったけど、最下層の人達の収入はあまり変わらない。貧富の差は広... 続きをみる

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  • ダラムシャラ

    デリーのマジュヌカティラから夜行バスで12時間、ヒマラヤ山脈近くの山合いの町、ダラムシャラに着いた。 予定では、デリーから北に向かって、ヒンドゥー教の聖地ハリドワール、その近くのヨガで有名なリシュケシュ、イギリス統治時代の夏の首都シムラー、を経由してからダラムシャラに到着する筈だった。このルートな... 続きをみる

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  • 酒を買いに行く

    インドで酒を飲むのは、簡単ではない。ヒンドゥー教で禁止されている。仏教でも同様に、在家でも守らなくてはいけない十戒の内の一つだ。でも、私はこれを守ることができない。西行ではないけれど「酒なくてなんの己れが櫻かな」と言ったところか、仕方ない。ということで、グーグルマップで探して酒を買いに行った。 マ... 続きをみる

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  • ヤムナー河

    マジュヌカティラとヤムナー河の間には畑と田んぼがある。マジュヌカティラから この通りを抜けると 町との境の道に出る。この道の向こう側には 貧しい家が多い。おそらく、元はここに住んでいたアウトカーストの人達なのだろう。 菜の花、野菜の畑と田んぼが続く。 クローバーの田んぼが美しい。 ヤムナー河とその... 続きをみる

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  • デリー、ニューデリーとマジュヌカティラ

    私がインドで2番目に嫌いな町、デリーに着いた。 ちなみに1 番はビハール州の州都、パトナーだ。10 年前、パトナーでは毎日のように怒鳴り合いの大喧嘩をした。一度、銀行で大声を出して抗議し、警備員に外へ連れ出されてしまった事もある。博物館でも同様だった。そもそも入り口でチケットを買うのに、そこにたむ... 続きをみる

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  • ヴァラナシ その他

    Baranas Hindu University(B.H.U.) 2つの大学に行った。その1つがここBHU。 ホテルからリクシャーで30分くらいだろうか。ここはとにかく、やたらと広い。アジア一の広さだそうだ。とても歩いてはいられないのでアチコチにリクシャーが止まっている。私は最初歩いて図書館を探し... 続きをみる

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  • プージャー

    ヴァラナシでは毎晩、ガンガーに捧げるプージャー、礼拝が行われている。解脱には長い修業を要するので、それが出来ない一般信者達のために、バラモン達がより良い来世を願ってガンガーに礼拝を捧げる。 その形式はガートによって様々で、ここムンシ・ガートでは5人のバラモンが祈る。 最初に法螺貝を吹いてガンガー女... 続きをみる

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  • 解脱の家

    日本にいた時に、『ガンジスに還る』というインド映画を岩波ホールで観た。 インドには『解脱の家』と言う場所がある。死を待つ人の宿泊施設だ。 インドでは一般に宗教の目的は『輪廻からの解脱』にある。輪廻というのは業による束縛であり、解脱はそこからの解放のことだ。輪廻は牢獄であり、解脱は自由であること。『... 続きをみる

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  • ヴァラナシ

    ヴァラナシは言わずと知れたヒンドゥーの一大聖都で、インド中、世界中からこの聖地を目指して生きてる人も死んでる人もやって来る。お釈迦様も成道七日目(たぶん)にここに来てから、鹿野苑で5人の弟子に初転法輪をなされた。 寒風渡大河 翻砦上赤旗 葬火点疎処 天竺聖都夕 その火葬場の河からの眺め。ところどこ... 続きをみる

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  • ダージリンからヴァラナシへ

    今日は2020年1月12日で、もう20日もここにいる。最初、着いた時には5日間くらい滞在してからコルカタ、ブッダガヤーと経由してヴァラナシに行く予定でいたのに、何となく動く気がしなくてダラダラと居てしまった。天気が悪かったせいもある、ホテルの居心地が良かったせいもあし、アルコールが飲めたせいもある... 続きをみる

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  • 瞬きの闇の裡に棲むもの

    「まかり通るぞ そこを退けい」 「わたくしはここを退くことはできませぬ」 「なぜかな われらが恐ろしくはないのかな」 「とても恐ろしく 目を上げることさえできませぬ」 「ならばなぜ退かぬ」 「わたくしはここで無くしものをいたしました それを見つけるまではここを退くことはできませぬ」 「なにを失くし... 続きをみる

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  • ヒマラヤの苦行者

    私はホテルの部屋のベッドで、寝袋と毛布4枚に包まって横になり、窓から雪のヒマラヤを見ている。ヒマラヤの岩穴の中では今も苦行者が裸で修行しているだろう。 お釈迦様は苦行を否定なさったが、ご自身、前正覚山で6年間木喰行を実践なされた。もしその苦行がなかったら、正覚は悟れたのだろうかと私は思う。それに七... 続きをみる

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  • 瞳の中で

    君の瞳の中で素裸の僕と君はひとつになる 撚糸島の上で 撚糸島は小さな繭で 僕と君を包み 深い霧の中で 空の雲と海の波のあいだを漂う そこにはすべてがある 雪の上を飛ぶ兎の足跡も それを追う狐の足跡も 枯葉の舞う音も それを踏む祭の灯の騒めきも 照りつける真昼の太陽も 土に蒸せ返る草いきれも 梅の香... 続きをみる

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  • チョットした遠出、3

    寺から外に出ると細かい雨が降っていた。 弥勒様が雨になって降りて来てくださったのかと感動したが、冷静に考えるとこれは大変だ。本降りになってしまったら、雨具の用意はない。タクシーを拾うにしてもこの辺は予約客を乗せたタクシーばかりで、流しのタクシーは走っていない。急いで坂をくだり本通りに出て、雨宿りが... 続きをみる

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  • チョットした遠出、2

    また晴れ間が出た。 坂を上って来る子供達は道普請を手伝っている。 谷間から雲が湧き上がってくる。でもチョット遅かった。もうすぐグームに着いてしまう。 グームの町、11時に着いた。腹が減った。急いでいたので朝飯はバナナ3本しか食ってない。近くにイガ・チョリン・ゴンパという大きなお寺があるので、その近... 続きをみる

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  • チョットした遠出、1

    グームという町まで行ってみようと思う。行きは5km、帰りは少し遠回りして6kmの行程だ。 上のテレビ塔のところから灰色の道を歩いて下のグームまで行き、帰りは黄色の幹線道路を歩いて戻る。尾根づたいなので坂道は少ない。ゆっくり歩いても5時間くらいあれば戻って来られるだろう。昨日は一日中雨が降っていて、... 続きをみる

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  • ポールというドイツ人

    ホテルに同宿しているポールというドイツ人に会った。以前にも顔を合わせて挨拶くらいはしていた人だが話をしたことはなかった。部屋で見た夕焼けがとても綺麗だったので、急いで屋上に上がるとそこにいた。中央に小さく写っている青いダウンを着ている人がその人。 髪の毛も髭も真っ白で、70才くらいだろうか。大きな... 続きをみる

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  • お腹の具合が . . .

    今日は朝から、痛みはないが腹の調子がおかしい。インド宿痾の下痢がついに来たのか。朝から何度も大して出やしないのにトイレに通ってばかりいる。これでは、外出は難しい。買い置きのバナナとチョコレートで我慢していたがそれも無くなり、午後3時、意を決して外に出る。広場近くまで行かないと食堂はない。いつも行っ... 続きをみる

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  • ダージリン、チベット博物館

    この看板に誘われて行ってみた。 私の好きなホワイトターラー菩薩。 黒地に金で書かれた古い経文。何のお経だろう。 歴代の法王様方。ということは、今の法王様は二枚目の中央にいらっしゃるお方だろう。ずいぶん幼くお若い。10歳頃の少年のお姿だろうか。この頃はまだラサのポタラ宮におられたのだろうか。 法王様... 続きをみる

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  • ダージリン、ヒンドゥーの寺

    今日も天気がいいので動物園に行ってみる事にする。今日のカンチェンジュンガ。 今度は広場から左の道だけど、こっちは広く緩い下り坂で車も多く通る。歩いて面白い道じゃない。30分で着く。 人が多いので、入るのはやめて戻る事にする。その途中にヒンドゥーのお寺があった。ここが面白い。山門を潜って急な坂道に掛... 続きをみる

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  • ダージリンの散歩、の続き

    坂道を少し下ると小さな店があり、卵と鶏肉とほんの少しの野菜、雑貨、菓子を売っている。畳一畳より少し広いくらいだろう。ほんの小さな店。 すぐ上の広場まで行けばもっと大きな店がたくさんあるけど、どうせ買うならこんな店がいい。さらに下る。 奥の影の中の女の子がその前の家のドアをノックしていたけど、留守だ... 続きをみる

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  • ダージリンの散歩

    今日は天気がいいので散歩する。風流自喜偶歩 ふうりゅう おのずから ぐうほを よろこぶ、これは受け売りだけど、ひとつ漱石の『草枕』のようにやってみたい。 カンチェンジュンガが美しく神々しい。思わず手を合わせたくなる。 近くの山々は靄に霞んでいる。 此山沈靉靆中霞 彼山浮凍雪纏輝 行人見傍竜胆花 諸... 続きをみる

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  • ダージリン

    朝7時、スィリグリに着くと駅前は広く、色んな方面に行くタクシーが何十台も客待ちをしている。バスステーションは少し遠くて本数も少ないらしいので、乗合ジープを探す。「ダージリン」と一声掛けただけで何人も集まって来る。その内の一人が仲間を掻き分け私のスーツケースを掴むと急いで自分の車まで案内し、後部座席... 続きをみる

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  • ディマプル

    500ルピーのホテルの写真。ここまで来るとインドという感じがする。鉄道が通っているせいだろうか。 駅前の風景。 物乞いもいる。おかしなことに、なんだかホッとしてしまった。まずは列車のチケットを買い直さなくてはいけない。二等座席ではなくシートの決まった寝台席だ。寝台券はリザベーションセンターというと... 続きをみる

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  • コヒマという不思議な場所について

    コヒマというところは一体何だったのだろう。なぜバスステーションに行けなかったのだろう。なぜあんなに多くのタクシーがいて威張っていたのだろう。なぜ皆んなホテルと言えばジャピューだったのだろう。 最初にバスがコヒマを通り過ぎてしまったのも、今思えばコヒマには止まりたくなかったのかもしれない。想像を膨ら... 続きをみる

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  • コヒマ3、4日目

    7時に目を覚ますと、とにかく腹が減っている。でも金を引き出すのが先だ。もう1日だって長くこんなところにはいたくない。また現金切れ、になんてなっていたら溜まったもんじゃないのでとにかくATMに急ぐ。今回はうまい具合に現金が補充されていて10,000ルピーを引き出すことができた。これがインドのATMの... 続きをみる

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  • コヒマ2日目の午後

    ホテルジャピューはメインロードより少し高いところにある。その途中の坂の写真。 ホテルに戻りチェックアウトを済ませると、 「これからモンへ行かれるのですか」と受付の女性が聞くので、 「もう少し安いホテルに移りたいと思う」と正直に答えた。 「このホテルはいかがでしたか」 「とても素晴らしいんだけど、私... 続きをみる

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  • コヒマ2日目の午前

    これがそのホテル。チェックアウトが12時なので、それまでぶらぶらしてみる事にする。この時期の北インドは昼間陽に当たっていると暑いくらいなのに、日陰に入ると寒くなる。なので、ホテルの庭先で日向ぼっこをして暑くなると日陰に入り、寒くなると日向に戻る。まるでサウナと水風呂の往復のようだ。でも曇るとずっと... 続きをみる

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  • コヒマまでの道のり

    実は私は今、ダージリンにいる。今までWi-Fiも繋がらないような片田舎の山奥にいたので、その間に書いたものをまとめてアップする。 インパールを10:30発予定のバスに乗ったのだけど、時間になっても客は私を含めて2人しかいない。バスには80人分の座席がある。結局12:00になって、客が8人になったと... 続きをみる

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  • インド、インパール

    タムーの町から国境に向かう。バイクタクシーで10分もかからない。そのミャンマー側の国境。橋を渡ればインドだ。 インド側のイミグレは突き当りを左に曲がった丘の上にある。歩くのは少し辛いなと思っていると、うまい具合に右手からミニバンがやって来た。左にはイミグレしかないのだから、インドからミャンマーに行... 続きをみる

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  • ビルマの旅程の最後の町、タムー

    最近は夜が寒くなった。ダウンジャケットを着ている人もいるくらいだ。 前回の記事でムレーに行くと書いたけど、それはインド側の村で、ミャンマー側の町はタムーという。 バガンからバスに乗ったのが昼の11時半で、インド国境沿いの町タムーに着いたのが翌日の朝9時。21時間半バスに乗っていた。 夜行バスには二... 続きをみる

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  • 今後の予定

    ミャンマーでの滞在期限が後一週間しかないので、インドを目指すことにする。予定では、ムレーという国境沿いの村に行きそこから陸路でインド東北部に入る。そこはブータンとバングラデシュに挟まれたインドの盲腸のような場所で、インパールにも近い。悪名高い太平洋戦争インパール作戦の目的地だけど、何万人もの兵士が... 続きをみる

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  • ニャウンウー村とその郊外

    宿の近くにあるシュエジィゴォン・パヤーへの参道。 長い。 途中、写真撮影らしいものをやっていた。 古代の衣装と髪型をしている。シュエジィゴォン・パヤーの内部。 でも私は小さなお寺の方が好きだ。村の郊外に行くと小さなお寺がある。 その内部。 その横の食料品店でビールを買って椅子に座って休む。 荷降ろ... 続きをみる

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  • オールドバガンへ行く

    オールドバガンは城壁に取り囲まれている。その入り口のタラバー門。 一番有名なアーナンダ寺院。お釈迦様の侍者だったアーナンダのことだろうか。 過去四仏。塔の中心に東西南北を向いて過去四仏がいらっしゃる。 テーラワーダでは仏はお釈迦様しか認めないと思っていたのだけど、過去仏は認めるらしい。 どなたがど... 続きをみる

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  • ニャウンウー村の散歩

    まず川に行ってみる。その途中の村の小径。 そのまた途中の大きな木。 川。 洗濯をするおばさん。おじさんは山に柴刈りだろうか。桃はいつ流れて来るのだろうか。 洗濯物を岩に干す。 そこから上に登り、古寺に行ってみる。途中にも小さな仏塔がたくさんある。 目的の古寺。 その横の小さな仏塔。 その内部、仏様... 続きをみる

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  • ヤンゴン → ピイ → バガン

    インドのビザを1週間かけてようやく手に入れ、虫だらけのヤンゴンの安宿を出てバスで6時間かけてピイへ向かう。ピイは3世紀から9世紀にかけて栄えた古都で、ミャンマーで最初の世界遺産に指定されたスリ・クシュトラの城塞都市の遺跡がある。行って見たかったのだけど、ピイには2泊しかしない予定なので諦めた。でも... 続きをみる

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  • ヤンゴンの街かど

    ヤンゴンで泊まっている安宿のテラスからの眺め。ヤンゴンの安宿には虫がいる。体中を何十箇所も刺されてしまった。 ヤンゴンの下町の中心であるスーレー パゴダ道に迷った時にはここが目印になる。 ヤンゴンには広い通りがたくさんある。6車線の道路だ。車がひっきりなしに走っているので、そこを渡らなくてはならな... 続きをみる

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  • 泉鏡花

    長いこと日本語を使っていないと、日本語が恋しくなる。なので私は今ネットで買って泉鏡花の小説を読んでいる。知らない人も多いと思うけど、私が一番好きな小説家だ。明治の終わりから昭和の初め頃までに活躍した。最も有名なのは戯曲の『湯島の境内』のセリフで、好き合った者同士が別れなければならない場面。 「別れ... 続きをみる

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  • インドビザの申請

    インド大使館の近くの旅行代理店でビザの申請書を作ってもらう。簡単な書類に記入しただけで、面倒な項目は勝手に記入してくれた。ミャンマーとインドのホテルの名前を忘れてしまったが、ホテルと書いただけでもいいらしい。ヤンゴンのインド大使館は手書きの申請書は受け付けてくれない。手数料が米ドルの新札で11ドル... 続きをみる

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  • インドのビザを取る

    インド大使館でビザを申請する前に、まず日本大使館に行ってレターという物をもらっておく必要がある。これは日本大使館からの推薦状のようなもの。旅行案内書を見ると、近くのバスターミナルから36番のバスに乗れば行けるらしい。幸い、私がマャンマーで瞑想したいと思っていたマハシ メディテーション センターもそ... 続きをみる

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  • ヤンゴンの下町の続き

    ミャンマーはイギリスの植民地だった。なのでイギリス統治時代の古いビルがたくさん残っている。そのあいだに現代的な新しいビルも立ち並びとても活気がある。 ミャンマーの人々はとても親切で優しい、日本人に似ている。バスに乗って降りる所を教えてくれと言うと、その人が降りた後でも隣りの人に引き継いでその人が降... 続きをみる

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  • バンコクの宿のレストランで逢ったイタリア人 、言葉に関する考察

    日に焼けていて、最初は西洋人だとは思わなかった。タイ人とフランス人の混血だろうと思っていたが、国を聞くとイタリィーだと言う。私が日本人だと言うと、とたんに親しげに話しかけてきて、東京、京都、北海道、と言う。みんな行ったことがあり、恋人は京都に住んでいる日本人らしい。彼はまだ30代だろう。東南アジア... 続きをみる

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  • ヤンゴンの下町

    ヤンゴンの下町を紹介します。 とても面白くていくら歩いてもあきない。

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  • ミャンマー、ペグー

    タクシーでタイ側のイミグレまで行き、そこから橋を歩いて渡ってミャンマーに入った。国境を歩いて越えたのは初めてだ。越えるとミヤワディという町がある。ここからヤンゴンに向かうのだが、直接行くには遠すぎるので、とりあえずパアンという町まで乗合タクシーで行く。ところが、このタクシーが酷いシロモノでエアコン... 続きをみる

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  • メーソート

    メーソートは小さな町で何もない。 こんな感じ。でも面白い家があった。 空家らしい。趣きがある。定住するならこんな家に住んでみたい。 私が泊まったホテル。その奥はラブホテル。 東南アジアで初めてラブホを見た。 その横はもう何もない。明日マンミャーに入る。

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  • バンコク → スコータイ

    さんざんな1日だった。 今日の予定はバンコク駅から8:30の列車に乗ってピッサヌロークまで行き、そこからバスでスコータイの新市街へ、バスを乗り継いで旧市街へ、計算通りに行けば14:00頃には予約しておいたホテルに着くはずだった。 ところが寝坊してしまって目を覚ましたのが8時少し前、慌てて荷造りして... 続きをみる

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  • バンコクの博物館

    あいにく、改修中のところが多くてお目当ての仏教美術はあまり見ることができなかった。 それでも、 博物館内の鉢。 博物館内のお堂。 王様が乗っていた乗り物。ホントにこんなものに乗って歩いたのだろうか。象に引かせたのだろうか。昔のバンコクは運河がおもな交通手段で、ろくな道はなかったらしいのに。 これは... 続きをみる

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  • よく見る夢

    深い森の中の曲がりくねった小径を歩いて行くと、やがて広い田んぼの中の真っ直ぐな一本の畦道に出る。奥には高い崖の下に美しい清水の流れが見える。そこに着くと、崖は天を圧するほどに高く、清水は私の背よりも少し高い岩の間から流れ落ちている。その横に細長い割れ目が見えている。もしかしたら入れるかもしれないと... 続きをみる

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  • タバコをねだったおじさんのその後

    あのおじさんは私がよく通る路の片隅でいつも酔っ払って寝ている。たまに目が合うとコンビニに連れて行かれてタバコを一箱ねだられる。でも私はそれが嫌ではない。今日は私がビールを一缶買いおじさんにタバコを一箱奢った。その後でおじさんの所帯道具が置いてある道端に座って私はビールを、おじさんは安くて強いスピリ... 続きをみる

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  • ワット プラケオとワット アルン

    ワット プラケオは王室付のお寺で、タイで最も格式が高い。絢爛豪華で眩しいくらい。 このお堂の中にタイで最も尊崇を集めているエメラルド仏がいらっしゃる。残念ながら堂内は撮影禁止だった。 ワット アルンは三島由紀夫の小説の題名にもなっている。 「暁の寺」という意味らしい。朝日に映えたら美しいだろう。 ... 続きをみる

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  • 数学について

    虚数という数がある。ルート -1 という数だ。この数は現実には存在しない。二乗した答えが -1 になるような物事はこの世の中には存在しない。数学の歴史上でも、この数を認めるか認めないかで大論争になった。 古くは円周率の π 、対数の根である e 、なども一つの数として認めるかどうかが問題になったが... 続きをみる

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  • まやかし、摩耶夫人

    仏教では、現実は幻と同じだ、と言う。これは最初は受け入れ難い。だって現実はいつも同じなのに幻は一瞬でしかないじゃないか、と反論する。でもこれは本当にそうなのだろうか。諸行は無常なので、例えば、繁栄していた国もやがて滅び昨日建てた家も今日は壊れてしまう。毎夜見る儚い夢にも、同じ夢が何年にもわたって繰... 続きをみる

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  • バンコクの月、美学宗教哲学的考察

    中天に二十二日の月を見る 緯度か経度の違いなのだろうけど、月の出る時間が日本とは違う。夜中の2時に22日目の月が空の真ん中にかかっている。日本だと明方くらいじゃなかったろうか。なのでこんな月を見るのは初めてだ。見慣れていないせいか、何かいびつな感じがする。村上春樹の小説の中の緑色のいびつな月もこん... 続きをみる

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  • 私が今滞在している通り

    ブリットリ通り 静かでいいところ カオサン通りからも近い

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  • 今後の予定

    タイは一ヶ月で切り上げて、ビルマの瞑想センターで三ヶ月くらい修行しながら、その時に『テーラワーダへの質問』をも交えてじっくり議論しようと思っていた、のに、諸般の事情によりそうは行かなくなってしまった。 タイにはもう一ヶ月滞在する。そのためにはバンコクのイミグレに行って延長手続きをしなければならない... 続きをみる

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  • 種田山頭火と尾崎放哉とアルチュールランボー

    永平寺三句の中の一句 てふてふひらひらいらかをこえた できれば山頭火のように無一物で歩きたいのだけれど修行の足りない身にはむつかしい ぢっと瞳が瞳に喰い入る瞳 身のまはりほしいままなる草の咲く そこに月を死の前におく 放哉は山頭火の友達で少し年下 日が落ちて桑畑の海を見る 二人とも秀才で いい大学... 続きをみる

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  • バンコク、カオサン通り周辺

    私が最初に泊まったゲストハウスはカオサン通りのど真ん中で、少し高くて少しうるさい。なのでその近くの小さな路地の安いゲストハウスに移動した。ここは安い割に掃除が行き届いて気持ちがいい。実は東南アジアの安宿の多くは古いのはいいのだけど、掃除が雑で、日本人には慣れるまでかなり抵抗がある、とは言っても私は... 続きをみる

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  • マイク タイソン

    ヘビー級最強のボクサーがいた。その名はマイク タイソン。ヘビー級にしては少し背が低いけど、その意志が強烈だった、どんな相手でも一発でその歯を叩き折り、あっという間にぶちのめしてしまう。まるでフランスの最強馬、グラディアートルのようにね。その骨の太さ、隆々とした筋肉、そして何よりもそのスピードと飛び... 続きをみる

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  • チェンマイからバンコクへ

    チェンマイのワット チェット ヨートというお寺も良かったので追加の写真を。 寝台列車でバンコクへ向かう。14時間の道のり。 旅の野の六日の月の 片ほしさ 李白の詩で、 峨眉山月半輪秋 影入平羌江水流 夜發清渓向三峽 思君不見下渝州 固有名詞が多くて、少し解り難いと思うので解説を。李白は長い旅の途中... 続きをみる

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  • タイ、チェンマイ

    ラオスのフエイサイを朝8時に出てメコンを渡り、バスを乗り継ぎ、国境を越えて午後5時にタイ北部の古都、チェンマイに着いた。久しぶりの都会だ。カンボジアやラオスは首都でも日本の地方都市の駅前くらいしかない。でもそれはそれでいいのだけれどね。 チェンマイは旧市街が街の中心にあり、それを取り囲むように新市... 続きをみる

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  • テーラワーダへの質問を整理する

    先日のシルバーパゴダでの失敗は、若い坊さんに聞いてしまったという事もあるだろうけれど、私の英語の拙さに拠るところも大きかったと思う。そこで、質問の内容とその問い方をここでしっかり組み立ててみたい。 「諸法無我」はパーリ語では、'sabbe dhamma anatta' と言う。sabbe はすべて... 続きをみる

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  • フアイサイへの舟旅

    ルアンプラバンからフアイサイまで、二日かけて舟で行く 幾重にも連なる山々の中を縫うように、ゆっくり流れるメコンは変化に富んで、とても素晴らしい 何羽もの蝶が河を渉り 水牛の群が水辺で休み 鳥達が深い谷間を飛ぶ こんな山奥にも小さな村がところどころにあり、舟はそんな村々に人と荷を積み降ろしながら進ん... 続きをみる

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  • ワット•マイ

    本堂、やはり屋根が美しい 祠の中のお釈迦様 ご本尊様 その横の千仏像 本堂表面の壁画、ラーマーヤナらしい その横の王宮の夕暮れ、美しいったらない

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  • ワット・シェントーン

    正式名称はこう言うらしい とても美しい寺だ 壁画はモザイクで装飾してある 本堂の入口 ご本尊様 仏塔も美しい その他いろいろ まるでガウディの公園みたい

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  • 南国の寺町

    南朝四百八十寺 多少楼台煙雨中 これは唐の詩人だけど 誰だか忘れてしまった でもたぶん ここみたいなとこだったんだろうな 孤舟蓑笠翁 孤釣寒江雪 これも忘れた 清明時節雨紛紛 路上行人欲断魂 借問酒家何処在 牧童遥指杏花村 これは杜牧だった 床前看月光 疑昰地上霜 挙頭望山月 低頭思故郷 これは李... 続きをみる

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  • VAT SENSOUKHARAM

    こう言う名前のお寺 屋根が美しい 釈迦堂 奥にお釈迦様がいらっしゃる 壁画 ボート 年に一度ボートレースがあるらしい お寺同士の対抗戦をするのかな 椰子の木も美しい 夕暮れ

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  • ルアンパバーン(ルアンプラバン)

    パクセーからは駆け足で、サワンナケート ビエンチャン ヴァンヴィエン と経由して、ルアンパバーンに着く。 ほぼ、ラオスの南から北へ12日間をかけてバスで縦断したことになる。ラオスの現在の首都ビエンチャンから北はすべて山の中で、まるで100年前の箱根の山の中を何百キロも歩いているようだ。とは言え、今... 続きをみる

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  • サヴィトリ讃歌、あるいは撚糸島

    オーム、ブーフ、ブヴァハ、スヴァハ われらはサヴィトリ神の いとも尊き光輝を念ずる われらの思念を励ましてくださらんことを OAM (サヴィトリ讃歌、中村元訳) その指は細く糸車を繰る 綿毛を紡いで糸を撚る 長い糸がやがて島になる 長い時間の後で その島に歌が生れる 歌も糸なので 糸は綿毛を生む ... 続きをみる

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  • パクセーの寺、の続きの続き

    初転法輪 これも何だかわからない 遊行図だろうか 涅槃 正面のお釈迦様 境内の鶏

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  • パクセーの寺、の続き

    壁画は全部で30枚以上あるので その内の一部を時計回りで順に マーヤーの受胎 誕生 宮殿で女官達を見る 四門出遊だろうか 妻子との別れ 剃髪 先生たちに教えを請う これは何だかわからない 菩提樹下での瞑想 成道 続きはまた次回

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  • パクセーの寺

    パクセーはラオス第二の都会でそこのお寺 壁のこて絵がおもしろかったので 左から順に 誕生 出家 成道 扉の彫刻もおもしろい 内部の壁画はつぎの記事で

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  • ラオス、コーン島

    国境で4ドルの賄賂を取られ、その上ベトナムで取得した3か月のビザを無視されて1か月の滞在許可しか貰えずに、無益なやり取りに疲れた後で、カンボジアからラオスに入った。その国境からバスで30分、幹線道路で降りると、そこからはトゥクトゥクで凸凹道を振り落とされないよう足を踏ん張り、荷台にしがみつきながら... 続きをみる

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  • 井筒、道成寺、鵺あるいは山姥

    お能を拝見して 尊いと思うのは この三、四曲だ 井筒は女の嫉妬を内に秘めて 思い出だけを胸に温め そこに生きるもののあわれの姿 道成寺ではその女の妄念が憎しみに変わり 清姫の乱拍子が安珍の足跡を追う 安珍はどうやってものがれられない 鵺はそのような妄念が形を取ったもので うつろ舟に乗せられて流れて... 続きをみる

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