奥の細道を求めて

仏を求める旅

2019年10月のブログ記事

  • タバコをねだったおじさんのその後

    あのおじさんは私がよく通る路の片隅でいつも酔っ払って寝ている。たまに目が合うとコンビニに連れて行かれてタバコを一箱ねだられる。でも私はそれが嫌ではない。今日は私がビールを一缶買いおじさんにタバコを一箱奢った。その後でおじさんの所帯道具が置いてある道端に座って私はビールを、おじさんは安くて強いスピリ... 続きをみる

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  • ワット プラケオとワット アルン

    ワット プラケオは王室付のお寺で、タイで最も格式が高い。絢爛豪華で眩しいくらい。 このお堂の中にタイで最も尊崇を集めているエメラルド仏がいらっしゃる。残念ながら堂内は撮影禁止だった。 ワット アルンは三島由紀夫の小説の題名にもなっている。 「暁の寺」という意味らしい。朝日に映えたら美しいだろう。 ... 続きをみる

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  • 数学について

    虚数という数がある。ルート -1 という数だ。この数は現実には存在しない。二乗した答えが -1 になるような物事はこの世の中には存在しない。数学の歴史上でも、この数を認めるか認めないかで大論争になった。 古くは円周率の π 、対数の根である e 、なども一つの数として認めるかどうかが問題になったが... 続きをみる

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  • まやかし、摩耶夫人

    仏教では、現実は幻と同じだ、と言う。これは最初は受け入れ難い。だって現実はいつも同じなのに幻は一瞬でしかないじゃないか、と反論する。でもこれは本当にそうなのだろうか。諸行は無常なので、例えば、繁栄していた国もやがて滅び昨日建てた家も今日は壊れてしまう。毎夜見る儚い夢にも、同じ夢が何年にもわたって繰... 続きをみる

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  • バンコクの月、美学宗教哲学的考察

    中天に二十二日の月を見る 緯度か経度の違いなのだろうけど、月の出る時間が日本とは違う。夜中の2時に22日目の月が空の真ん中にかかっている。日本だと明方くらいじゃなかったろうか。なのでこんな月を見るのは初めてだ。見慣れていないせいか、何かいびつな感じがする。村上春樹の小説の中の緑色のいびつな月もこん... 続きをみる

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  • 私が今滞在している通り

    ブリットリ通り 静かでいいところ カオサン通りからも近い

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  • 今後の予定

    タイは一ヶ月で切り上げて、ビルマの瞑想センターで三ヶ月くらい修行しながら、その時に『テーラワーダへの質問』をも交えてじっくり議論しようと思っていた、のに、諸般の事情によりそうは行かなくなってしまった。 タイにはもう一ヶ月滞在する。そのためにはバンコクのイミグレに行って延長手続きをしなければならない... 続きをみる

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  • 種田山頭火と尾崎放哉とアルチュールランボー

    永平寺三句の中の一句 てふてふひらひらいらかをこえた できれば山頭火のように無一物で歩きたいのだけれど修行の足りない身にはむつかしい ぢっと瞳が瞳に喰い入る瞳 身のまはりほしいままなる草の咲く そこに月を死の前におく 放哉は山頭火の友達で少し年下 日が落ちて桑畑の海を見る 二人とも秀才で いい大学... 続きをみる

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  • バンコク、カオサン通り周辺

    私が最初に泊まったゲストハウスはカオサン通りのど真ん中で、少し高くて少しうるさい。なのでその近くの小さな路地の安いゲストハウスに移動した。ここは安い割に掃除が行き届いて気持ちがいい。実は東南アジアの安宿の多くは古いのはいいのだけど、掃除が雑で、日本人には慣れるまでかなり抵抗がある、とは言っても私は... 続きをみる

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  • マイク タイソン

    ヘビー級最強のボクサーがいた。その名はマイク タイソン。ヘビー級にしては少し背が低いけど、その意志が強烈だった、どんな相手でも一発でその歯を叩き折り、あっという間にぶちのめしてしまう。まるでフランスの最強馬、グラディアートルのようにね。その骨の太さ、隆々とした筋肉、そして何よりもそのスピードと飛び... 続きをみる

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  • チェンマイからバンコクへ

    チェンマイのワット チェット ヨートというお寺も良かったので追加の写真を。 寝台列車でバンコクへ向かう。14時間の道のり。 旅の野の六日の月の 片ほしさ 李白の詩で、 峨眉山月半輪秋 影入平羌江水流 夜發清渓向三峽 思君不見下渝州 固有名詞が多くて、少し解り難いと思うので解説を。李白は長い旅の途中... 続きをみる

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  • タイ、チェンマイ

    ラオスのフエイサイを朝8時に出てメコンを渡り、バスを乗り継ぎ、国境を越えて午後5時にタイ北部の古都、チェンマイに着いた。久しぶりの都会だ。カンボジアやラオスは首都でも日本の地方都市の駅前くらいしかない。でもそれはそれでいいのだけれどね。 チェンマイは旧市街が街の中心にあり、それを取り囲むように新市... 続きをみる

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