奥の細道を求めて

仏を求める旅

2020年12月のブログ記事

  • 空に浮かぶ月の不思議さ

    空に月が浮んでいるというのは なんて不思議なことなんだろう 『眠るジプシー女』 砂漠に旅芸人のジプシー女が眠り その横にライオンがいる現実にはあり得ない光景 『ピレネーの城』 こっちの方がもっとありえない 『海上の漁師たち』 少し現実に近い これは泊まっているゲストハウスの屋上で撮った八日目の昼の... 続きをみる

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  • 冬支度 、ラダックの思い出

    日本への定期便が再開したら、一度日本に帰ろうと思っているのだけど、いつになるかわからない。この冬はここダラムサラで越すことになりそうだ。 インドとは言っても、ここはヒマラヤに近い山の中なので、とにかく寒い。少し前、近くの山に雪が降り、その冷気がここまで押し寄せて来ている。冬至を過ぎたらその寒さはい... 続きをみる

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  • なぜインド哲学では「色」が「物」の意味になるのか

    「色即是空」の〈色〉とはインド哲学では「具体的にそこに存在する物」の意味である。でも色自体は、そこにそのものとして存在している物ではない。現代の科学によれば、色とは、光の波が何かの物にぶつかり、特定の波長の波だけが反射されて目の網膜に映り、さらにそれが電気的な信号に変換されて、それを受け取った脳が... 続きをみる

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  • りんごとは何か

    りんごが何かなんて幼稚園の園児だって皆んな知ってるじゃないか、と思ってしまってはいけない。単純なもの、良く知っていると思い込んでものほど奥が深い。例えばセザンヌという画家はりんごの絵を何枚も描き、いつかりんごで世界を驚かせてみせる、と言っていたらしい。そして、実際に驚かせてしまった天才だ。次の三枚... 続きをみる

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