奥の細道を求めて

仏を求める旅

ドガ

ドガ



という画家はパステルで描いた美しい踊り子の絵



が有名だけど、山田五郎の『大人の教養講座』を視聴してみたら、どうやら彼はオタクでコミュニケーション障害で変態だったらしい。それまで私はドガが淡くてあまり好きではなかったのでよく見てなかったのだけど、もう一枚の踊り子の絵



の端に描いてあるオジサン二人はどっちがどっちの踊り子を買うか、という問題で話し合いをしていたらしい。当時の舞台の踊り子は貴族の買春の対象だった(当時まだバレエは芸術として認められていなかった)らしい。ドガもそのような目でそのまだ14,5歳の踊り子を見ていたのだろう。売春宿に行けば安い女は買えるけど、若いコミュ症のドガは女性と目を合わせることもできなかったらしい。おまけに、貴族には成れなかった庶民の豪商の生まれで我が強く自尊心も尊大なドガはそんなところで女を買うことは自身の誇りが許さなかっただろう。同じ頃、売春宿に暮らし売春婦たちにも愛されていた高位の貴族(伯爵)の子であるチンチクリンの画家、ロートレック




とは大違いだ。金は持っていたから結婚もして子供も作ったけど、幸せを手に入れことはできなかったんじゃないだろうか。。その証拠に晩年の目が見えなくなったドガは執拗にその14歳の踊り子の粘土細工




を捏ねくり回してのめり込んだ。夥しい作品群が残されたらしいが、その子孫はとてもじゃないけど恥ずかしくて公開できなかったらしい。

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