真鍮の置物
先日マクロードガンジの土産物屋で金もないのにこんな物を買ってしまった。でも、見ているととても面白い。
女性をこのように表現した例を私は今まで知らない。この像は現実と幻想の狭間に成立している。以前紹介したアルチのグリーンターラーや応挙の藤花図とも同じだ。幽霊画を描いている松井冬子に通じるところもある。
でもこれが何か、何を表現しているのか、作者の意図は何なのか、などはさっぱり解らない。でもそれは大した問題じゃない。何故なら、この像はもしかしたら私自身なのかもしれない、という気がするからだ。