2021年4月のブログ記事
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私のハンドルネームである寒烏は この絵から採った。蕪村の『寒烏図』だ。同じ主題で河鍋暁斎の『寒鴉図』もある。 これらの絵を観るたびに、この烏/鴉は〈私〉だ、と思ってしまう。
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10年前、私はチャリでお釈迦さまが歩かれたガンガー沿いの仏跡を巡礼していた。その途中、疲れたので田舎の露店の茶店に入ってチャイを飲むことにした。入った途端、店主は顔つきが嫌らしかったけど、チャイを飲むくらいなら何も問題はない、と思って飲んでいると、そこに7歳と3歳くらいの兄弟が重いバケツに水を汲ん... 続きをみる
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この落語は子供の頃、何回か聴いたことがあってとても好きだった。楽しくて、しかも怖い。それを最近 YouTube にアップされている貴重なテレビ画像で見ることができた。まさに話芸の傑作だ。もともとこの噺は明治期に活躍した圓朝という噺家がグリム童話を元ネタにして作ったものらしい。その噺は、 江戸時代、... 続きをみる
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『クレヨンしんちゃん』のおもしろさは、(特に臼井儀人の原作で)大人の「思い込み」が覆えされるところにある。「コドモとはこういうモノ、オトナとはこういうモノ」という固定概念が覆えさせられる面白さだ。例えば、しんちゃんはオトナの性欲を持っている。同年代の幼稚園の女の子には興味がなく、二十歳の成熟した「... 続きをみる