忘れていたけど、もう一つ重要な場所があった。霊鷲山だ。 意味は禿鷲の山。頂上に禿鷲に似た大きな岩がある。平地からの高さは200mくらいだろう。マガダ国の王様も礼拝しに来たので広い道もある。ここでお釈迦様は多くの経典を説いたと伝えられているのだけど、説法座は写真からも判るように決して広くない。2,3... 続きをみる
インドのブログ記事
インド(ムラゴンブログ全体)-
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先日お爺さんが山の中で熊 に襲われた、というニュースを授業のグループメールで知った。そう言えば以前チベット人から夜中に道をバイクで走っていたら目の前に豹 が出て来た、という話しも聞いたことがある。その時はこんな町中に豹が出るなんて本当なのだろうか、と疑ったのだけど他の人にも確認したら本当に出るらし... 続きをみる
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サンジャナに使っていない料理油を上げたらそのお礼としてサンジャナのお母さんのお茶会に招待された。 真ん中がサンジャナで左がお父さん、右がお兄ちゃんのクリシュだ。 そしてチャイを作ってくれたお母さん。私もチャイを作るけどここまで美味しく作ることができない。香辛料の使い方が違うのだろうね、やはり本場の... 続きをみる
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「お前にはもう二度と安らかな眠りは訪れない」というのは魔女のマクベスに対する宣告だったと思うけど、このことばが私の聞いた中で一番恐いものだった。幸い私はマクベスのような野望は持っていないので、魔女の誘惑に惑はされることなく毎日安らかな眠りを眠っているけど、それへの不安は今でも消えてはいない。 私は... 続きをみる
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最近アパートの同じ階のこの子がよく部屋に遊びに来る。サンジャナという名で12歳(私は最初9歳くらいだろうと思っていたのだけど)だ。 お兄ちゃんの方はクリシュという名で14歳くらいだろうか。二人とも近くの同じ学校に通っている。私の部屋に来る時は大抵お菓子やお小遣いをねだりに来るのだけど、サンジャナの... 続きをみる
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日本に戻ったのは6月17日だったのだけど、何かと忙しくて記事を書くのが今日になってしまった。 ダラムサラを出たのが6月12日、飛行機でデリーに着いたのが2時頃だった。予約しておいたホテルは空港から近いので歩いてみる。 10年前の印象しかなかったので、もっと小さい筈だと思っていたのが失敗で建て直され... 続きをみる
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10年前、私はチャリでお釈迦さまが歩かれたガンガー沿いの仏跡を巡礼していた。その途中、疲れたので田舎の露店の茶店に入ってチャイを飲むことにした。入った途端、店主は顔つきが嫌らしかったけど、チャイを飲むくらいなら何も問題はない、と思って飲んでいると、そこに7歳と3歳くらいの兄弟が重いバケツに水を汲ん... 続きをみる
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インド料理(カレー)は、基本的には水で食材を煮て、そこに香辛料を加えて香りと刺激をつける。サンスクリット語では「煮る」と「料理する」は同じ単語だ。でも多くの日本人にとってはインドの香辛料は強烈なので、最初はなかなか馴染めない。なんだか表面的な刺激物、という印象がある。インド料理にはダシという概念は... 続きをみる
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空に月が浮んでいるというのは なんて不思議なことなんだろう 『眠るジプシー女』 砂漠に旅芸人のジプシー女が眠り その横にライオンがいる現実にはあり得ない光景 『ピレネーの城』 こっちの方がもっとありえない 『海上の漁師たち』 少し現実に近い これは泊まっているゲストハウスの屋上で撮った八日目の昼の... 続きをみる
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日本への定期便が再開したら、一度日本に帰ろうと思っているのだけど、いつになるかわからない。この冬はここダラムサラで越すことになりそうだ。 インドとは言っても、ここはヒマラヤに近い山の中なので、とにかく寒い。少し前、近くの山に雪が降り、その冷気がここまで押し寄せて来ている。冬至を過ぎたらその寒さはい... 続きをみる
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私はちっともグルメではないので、食べ物にはこだわらないのだけど、でもやっぱり1年半も日本を離れていると日本の食いものが恋しくなる。 その中でも今の私が一番食いたいものは、立ち食いソバ屋のやまかけソバだ。よく仕事帰りの駅の立ち食いソバ屋で食っていた。噛み締めなければわからないホンノリとしたソバのそこ... 続きをみる
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以下に述べるのは、『マヌ法典』と『マハーバーラタ』や『ラーマーヤナ』の一部分、それと私が実際に出会ったインド人たちから受けた印象なので、主に男の意見である。それを踏まえておいてもらった上で、 法、富、愛の3つがそれだ。これらの言葉を単独で厳密に定義するのはとても難しいのだけど、でも共通項は拾えるん... 続きをみる
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私は今インドのダラムサラというところにいて、ここには亡命チベット政府とダライ・ラマ14世の公邸もある。あまり大きくはないお寺に併設されていて、これがノーベル賞を受賞された法王さまのご自宅なのかと思うような、これもまたあまり大きくはない家だ。でもさすがに、門の前にはマシンガンを肩に下げたインド人の軍... 続きをみる
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あるお経(その名前は忘れてしまったけど)の中に下のように述べてある。これはこの言葉を聞いた記述者(アーナンダ)が記録したので、ありのままではないだろうけど、そして私の記憶も曖昧なので正確ではないと思うけど。 ある時、マガダ(?)の都に一人の女がいた。その女は貧しい家の出身だったのだけど、とても美し... 続きをみる
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