奥の細道を求めて

仏を求める旅

バンコク、カオサン通り周辺

私が最初に泊まったゲストハウスはカオサン通りのど真ん中で、少し高くて少しうるさい。なのでその近くの小さな路地の安いゲストハウスに移動した。ここは安い割に掃除が行き届いて気持ちがいい。実は東南アジアの安宿の多くは古いのはいいのだけど、掃除が雑で、日本人には慣れるまでかなり抵抗がある、とは言っても私はすでに慣れてしまったのだけれども、そんな安宿の近くの紹介。

宿近くの大きな木。宿の三階のベランダからよく見える。この写真は道で撮ったもの。

気根が生えているからガジュマルだろうか。

近くのお寺、ワット チャナ ソンクラームというらしい。ここは裏口。

巨大な菩提樹。今まで見た中で一番大きい。写真では伝わないけど。

リスが住んでいる。

宿り木も生えている。

鐘楼。小さな鐘と大きな太鼓がある。お坊さん達の合図に使っている。もっと大きな鐘もあるかもしれないが、下からは見えなかった。

美しい仏塔。


写真を撮りながらブラブラし、道端に腰掛けてタバコを吸いビールを飲んでいると、60才くらいの裸足のおじいさんが近寄ってきて、身振りでタバコを一本くれないかという。物乞いだろうけど、媚びたところがないのが不思議だった。たくさん持っていたので5,6本あげると、どこからかイスを持って来て私の横に座り、カタコトの英語で話しかけて来た。私が日本人だと言うと、あぁニッポン、と遠い目をしながら日本語で言い、またどこからか新聞を持って来て台風被害の写真を見せ、ナカノク、と言う。そこにスクーターのオバちゃんが通りかかり、何かキツめの言葉を交えながら弁当を渡すとおじいさんはまたまたどこからか、皿とレンゲと氷入りのグラスを持って来て、私の横に座りイスをテーブルにして食事を始めた。なんだかわからないけれどなんとなく嬉しくなり、食事の邪魔をしては悪いので、私は挨拶をしてビールを持って宿へ帰った。

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