奥の細道を求めて

仏を求める旅

春の嵐

インドの山奥にも、春の嵐は来るらしい。でも日本とは違って、夜だけだ。

雷が走り轟き、風が吹き荒れ、雨が降りしきっている。ここ3日くらい、夜になると決まってこうだ。昼間の束の間の雨の合間をぬって昼飯を食いに行くけど、晩飯の時間にはもう外を歩けなくなってしまうくらい。仕方ないので、買い置きのチョコレートとキャンディを舐めて我慢している。そんな具合いなので、やはり気を晴らすために、つい買物をしてしまう。

これは部屋から出なくても買えるアート・ペッパーのアルバム。嵐の夜には大きな音で鳴らす事が出来て嬉しい。

これは木の箱で、宝石箱として使うらしい。

私もそのように使っている。

杖、山間の町を歩くのに、少し右足の具合が悪い私には必需品だ。もっと実用的な物もあるけど、やはり私は見た目で選んでしまう。

嵐の夜を慰めてくれるウィスキー。残り少ないのが心許ない。明日は晴れますように。

これは次の夜。なんとかウィスキーを買いに行く事は出来たけど、やはり夜は嵐で停電してしまい、宿のスタッフがロウソクを持って来てくれた。これも風情があっていい。

×

非ログインユーザーとして返信する