奥の細道を求めて

仏を求める旅

チョットした遠出、2

また晴れ間が出た。

坂を上って来る子供達は道普請を手伝っている。

谷間から雲が湧き上がってくる。でもチョット遅かった。もうすぐグームに着いてしまう。

グームの町、11時に着いた。腹が減った。急いでいたので朝飯はバナナ3本しか食ってない。近くにイガ・チョリン・ゴンパという大きなお寺があるので、その近くなら飯屋があるだろう。幹線道路から外れて細い坂道を10分くらい上ると、それらしいのがあった。寒いのでトゥクパ、塩味のうどんのようなもの、が食いたかったのだけど、モモしかないと言う。それで良いからと頼むと、そこのモモは小さな餃子の形で、お寺の近くのせいか野菜しか入っていない。あまり腹の足しにはならないけど、温かいスープも付いていたのでありがたい。

そこから少し歩くとそのお寺に着く。また霧が深くなって来た。

イガ・チョリン・ゴンパは1850年に創建されたゲルク派の僧院で、ダージリンでは最も古いお寺であるそうだ。そのせいか、壁画が素晴らしい。

入り口左の壁画。

右の壁画。とても迫力がある。

中に入って、入り口裏の壁画、さらに大迫力。

横の戸棚には多くのお経。

ご本尊は弥勒菩薩様であるらしい。前のお寺ではご本尊様にお会いしなかったのに、なぜ今日はお会いしたのだろう。霧が深かったせいかもしれない。弥勒様が私のところまで降りて来てくださったように思えたのかもしれない。霧もまたありがたい。

×

非ログインユーザーとして返信する