奥の細道を求めて

仏を求める旅

インド、その他

記事には載せられなかったけど、紹介したい写真があるので見て頂きたい。

これはマジュヌカティラの貧しい母子がドブさらいをしている写真。左右には、10年前には一度も見たことのない輸入車が止まっている。インドはIT産業の発達で物価は2,3倍になったけど、最下層の人達の収入はあまり変わらない。貧富の差は広がるばかりだ。

とても写真に撮ることができないような人達もたくさんいる。両足がなく段ボールを手の下に敷いて動く人、片腕がもげた子ども、ハンセン病で顔が崩れた人や、おそらく小児麻痺で手足が歪み、道に這い蹲っていることしか出来ないような人もいる。手が動かせないので食い物は口で直接食うしかない。人身売買もある。田舎の貧しい家では子どもを育てられないので、働き口のある都会に出稼ぎに出す、あるいは売る。法律上では、その様な子どもは学校に通わせなければいけない、と決められているらしいが、それを守る人はあまりいない。

これはダージリンの麓のシリグリの駅で撮った写真。インドでは今でも女の子が子どもの内に結婚させられてしまう事がある。結婚は親が決めるので、条件さえ良ければ父親が勝手に結婚させてしまう。いつか昔、本で読んだことがあるけれど、今でもあるらしいのには驚いた。

これは同じシリグリの町で見たトラック。これぞインドのトラックといった味のあるトラックで、ドブをさらった後のゴミを乗せていた。インドでは何でもかんでもドブに捨ててしまうので、定期的にドブさらいをしなくてはいけない。

これはヴァラナシのライブハウスの写真で、タブラという太鼓とシタールとの合奏。アイコンタクトを取りながらノリノリで演奏している。

その伴奏でのクラシカルダンス。決めポーズと流し目が美しい。万雷の拍手(観客は20人くらいしか居なかったけど)を浴びて退がる際、それに気を取られて壁に掛かっていた楽器に頭をぶつけてしまい、口を尖らせていたのが可愛いかった。

これも同じヴァラナシの小さなヒンドゥー教のお寺の上の壁画。ヴィシュヌ神の10の化身の姿が描かれていて、右の下4人目から有名な、ラーマ、クリシュナ、ブッダと続いている。ヒンドゥー教徒が、仏教はヒンドゥー教の一部だ、と言うのはこのせいなのだろうか。

マクロードガンジのバザール。マクロードガンジはダラムシャラの一部で、多くのチベット人や観光客はここに集まる。

中心部は小さくて、10分も歩けば端から端まで行けてしまう。周囲には村もたくさんあるようなので、そのうち歩いて行ってみたい。

これがマクロードガンジの中心部の地図。

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