奥の細道を求めて

仏を求める旅

ダージリンの散歩

今日は天気がいいので散歩する。風流自喜偶歩 ふうりゅう おのずから ぐうほを よろこぶ、これは受け売りだけど、ひとつ漱石の『草枕』のようにやってみたい。

カンチェンジュンガが美しく神々しい。思わず手を合わせたくなる。

近くの山々は靄に霞んでいる。


此山沈靉靆中霞

彼山浮凍雪纏輝

行人見傍竜胆花

諸尊現前陽光空


『歩き方』から拝借したダージリンの地図。これは営利目的ではないので叱られることはないだろう。ホテル『Tranquility』は地図の下の方にある。右の道を取って旅行者が集まるチョウラースターという広場に行く。そこから一番右の細い坂道を30分ほど下るとブティア・ブスティ・ゴンパというチベット、カギュ派の寺があるらしい。そこがとりあえずの目的地。 行ってどうしようというつもりは何もない。ただ歩くだけ。

朝8時半、ホテルの部屋を出て坂道を下る。

ホテルを出てからすぐの急な坂を下から撮った写真。岸田劉生の『切通し』の絵に似ている。私は坂が好きだ。

そこのすぐ下の少し広くなったところ。よく陽が差すのでここでタバコを吸う。

もう少し下。こっちは横尾忠則の『Y字路のシリーズ』のようだ。

同じ場所の夜の景色。こっちのほうが横尾忠則っぽい。右の道を下る。

チョウラースター。オフシーズンだけど多くの荷物を持ったインド人観光客がたくさんいる。西洋人は少ない。

その左横下のモール・マーケット。ここは覗くだけにして、一番右の細い坂道に掛かる。

写真がいっぱいになってしまったので続きは次回。

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