奥の細道を求めて

仏を求める旅

お腹の具合が . . .

今日は朝から、痛みはないが腹の調子がおかしい。インド宿痾の下痢がついに来たのか。朝から何度も大して出やしないのにトイレに通ってばかりいる。これでは、外出は難しい。買い置きのバナナとチョコレートで我慢していたがそれも無くなり、午後3時、意を決して外に出る。広場近くまで行かないと食堂はない。いつも行ってる例の所だ。着いてみると、あいにく今日は混んでいる。

チキンターリー、チキンカレー定食を注文したが、混んでるせいかなかなか来ない。早く済ませて帰りたいのに。間を持て余して、ついビールを頼んでしまった。1時間経ってようやく来たのでそれを美味しく頂き、ホテルに帰る。と、そこからがいけなかった。

食堂の階段を下りようとすると、心配していたものが遂にやって来たのだ。尻の穴を引き絞り、ゆっくり下りる。平地を少し歩き上り坂にかかった所で、食堂のトイレを借りれば良かった事に気づいたが、もう戻るのも嫌で、それに大きな音をさせるのが恥ずかしくもあり、それは諦めて坂を上り始めた。足を大きく広げることが出来ないので小刻みに上る。時々、小波が押し寄せる。そんな時には立ち止まり、必死にこらえているとやがて波は去って行く。でも、波が止むことはないのは知っている。少し上っては立ち止まり、また上る。中波がやって来た時には、ガニ股になって尻をすぼめ穴を指で押さえてこらえる。かっこうなんかかまっちゃいられない。美しい夕焼けが返って恨めしい。

いつもなら凍えながら上る坂道を、今日は冷や汗をかきながら胸をはだけて上り、なんとか、ホテルの入り口までたどり着いた。安心した時に大波は来るもので、慌てて指で押さえた時には既に遅く、ほんのチョッピリ、漏らしてしまった。パンツより下には行ってないと思う。大波をなんとか押し戻し、ホテルの階段を、ゆっくり、いっぽづつ、しんちょうに、のぼる。部屋の前につき、もどかしく鍵をあけると同時にトイレの明かりをつけ、穿き物をずり下ろす。でも、ここで焦っては元も子も失くしてしまう事は10年前のインドの経験で知っている。その時は、丸裸になって後始末をしたものだった。慎重に、便座に腰掛けると同時にドッと出た。やっと冷や汗が引き、心底ホッとした。パンツは洗えばばなんとかなる。

なんとも尾籠な話しで申し訳ありませんでした。

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