奥の細道を求めて

仏を求める旅

インドで料理を作る


この写真はチベット料理のモモとテンツゥク。とても美味しいのだけど、日本人の私には何か少し違うと思えてしまう。味覚は教育されるものであるらしい。


私が前に泊まっていたマクロードガンジのゲストハウスからガムルー村のアパートに移り、ガス器具もようやく使える(インドで外国人がガスを使えるようになるのはかなりやっかいだ)ようになったのでようやく自分で好きな料理を作ることができる。インド料理はスパイスと油が強すぎて週一くらいでしか食えないし、チベット料理は美味しいのだけどあまりバリエーションがないので続けて食べていると飽きてしまう。なので今の私の一番の楽しみは早く部屋に帰って自分が好きな料理を作ることだ。


この写真は私のアパートの台所、何かと色々増えてしまって置き場所に困っている。


近くの店で買って来た野菜と卵たち。これで200ルピー、350円くらいだ。カボチャは姿が面白かったので観賞用に買ってしまった。



料理で今ハマッているのはズッキーニを20分くらい茹でてから米に乗せて、そこに岩塩とオリーブオイルを振りかけて食う、という食べ方で、シンプルだから色々な香辛料による変化も楽しめる。種を削ったズッキーニの中にソーセージを入れてマスタードを付けても美味い。この写真はそれとは少し違うけど。


おじや、インドのたまごはイマイチなのが残念だ。トマトとズッキーニは良いアクセントで正解だったけど、余っていた豚肉の缶詰


を入れてしまったのは失敗だった。TULIPの缶詰は不味い。ツナ缶が正解だったかもしれない。


あとは白菜と豚肉缶詰の煮もの。今回の料理ではTULIPの豚缶が正解だった。酒を入れたことで豚肉の臭みが取れたのもしれない。本当なら缶詰ではなく豚バラ肉を使いたいのだけど、ガムルー村で手に入れようと思うと少し大変だ。ダラムサラの上か下の町に行かないと売っていないし、雨季の崖崩れで下の町へのタクシーの通れる道が通行止めになってしまった。山道を歩くのは骨が折れるし、標高差のキツいダラムサラで100mを登るのは今の私の足ではかなりキツイ。


一番よく作っているのはトマトと卵の炒めもの。日本にいた時よりも上手く作れるようになったと思う。ご飯にのってるのはキュウリの漬け物を参考にして作ったズッキーニの漬け物で、日本人にはやはり漬け物はなくてはならない。

×

非ログインユーザーとして返信する