奥の細道を求めて

仏を求める旅

手作りクッキー

夜8時頃サンジャナとクリシュが私の部屋に来た。こんな遅い時間に来ることは珍しいので何かと思ったら、皿にクッキーを入れて持って来た。食べてみるとまだ暖かい、お母さんの手作りだろう。普段私が二人の兄妹にお菓子をあげているからそのお返しなのかもしれない。一度だけ買ったことのあるインドの伝統的なお菓子はまるで砂糖の塊りのようにやたら甘くて食べられなかったけど、このクッキーはとても美味しい。控えめな甘さの中に複数の木の実の細かい粒が入って深い味わいを出している。

私はレストランで食べる料理よりも家庭料理の方が好きだ。それは日本でもインドでも同じで、レストランの料理は味が濃すぎるので毎日食べていたら飽きてしまう。特にインド料理はそうで、油と香辛料が多いから私には毎日食べることはできない。チベット料理はそれほどではないけど、バリエーションが少ないのでやはり毎日食べていたら飽きてしまう。でもインドでも家庭料理は違う。油も香辛料も控えめで玉ねぎやトマトを炒めてから作るから、日本人が食べてもとても美味しい。特にこのお母さんは料理上手のようだ。


チャイもとても美味しかった。そして焼きたてのクッキーがこんなに美味しいのも初めて知った。

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