奥の細道を求めて

仏を求める旅

言語のブログ記事

言語(ムラゴンブログ全体)
  • ヒンディー語

    せっかくインドにいるのだからヒンディー語も勉強したい。サンスクリット語は日本にいた時に3年間くらい勉強していたので文字を読むことはできる。 ということでこの子が私のヒンディー語の先生だ。   前にも紹介したけど、この子は私が住んでいるアパートの同じ階のサンジャナで、この日は初めてサリーを買って貰っ... 続きをみる

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  • 母語について

    母語とは何なのだろう。 外国を旅していて一番辛いのは日本語で話すことができないないことで、そんな時たまたま日本人に会うと会話が苦手な私でもつい嬉しくなって話し込んでしまう。そのように日本人は当たり前に日本語が母語だけど、世界には母語を持たない人々もたくさんいる。他国に征服されてしまった人たちだ。例... 続きをみる

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  • 英語、日本語、チベット語の文法について

    最初に、まず英語では主語は動作を行う主体のことであり動詞は主体のあり方の確定のことで最低限の文章は S+V で構成されるけど、日本語やチベット語では必ずしもそうとは限らない。三上章という日本語文法学者の本 を読んで私が考えたことを以下に述べたい。 英語の文章では主語と動詞が不可欠だけど、日本語やチ... 続きをみる

  • ニカラグア手話、あるいは言語とはどういうものなのかについての考察

    言語学に興味がある人なら知っていると思うけど、ニカラグア手話の発生と発展の歴史の記述は言語学においての一大トピックだった。 私自身誤解していたので先ずことわっておきたいのだけど、手話は世界共通の言語ではない。国の数だけの手話の種類があり、しかも各国で方言まであるらしい。つまり手話も自然発生言語の一... 続きをみる

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  • 言葉とは何か 2.

    次に唯識派の言語観について考えてみたい。 唯識派では「識の本質は現象をとどめることにある」と考えられている(私も意識の本質は刻々に移り変わる現象を留めるものだと考えている)。そして識とはコトバのことだ。 唯識派では「識」の構造をアーダナ識(分別意識)、マナ識(自意識)、アーラヤ識(無意識)の三層に... 続きをみる

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  • 言葉とは何か 1.

    私は、仏教の本質とはすべての生き物に共通の、生き延びるために必要な煩悩によって価値付けられた固定的現実世界、世俗(無明)から → 空(明)の世界を経由して → 縁起(自由な世界)としての現実を生きる(幸せの)こと、ではないかと思っている。 その三層の世界は違うものではない。お釈迦さまが遺されたお言... 続きをみる

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