奥の細道を求めて

仏を求める旅

チベット語のブログ記事

チベット語(ムラゴンブログ全体)
  • チベット語の主格と目的格について

    チベット語には、基本的には主格と目的格を表示する格助詞がない。なので日本人の初学者が先ず躓くのがここだ。名詞だけが格助詞なしにするとその関係が分からなくなってしまう。でもチベット語は日本語と同じでそれを会話の文脈の流れの中で判断するから、文脈を無視して一文だけを任意に切り出してしまうと訳の分からな... 続きをみる

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  • チベット語の難しさ

    この一年半くらいはインドのダラムサラの図書館の授業で毎日チベット語を勉強している。チベット語は日本語と文法が似ているので勉強しやすいのだけど、難しいのは発音とスペルだ。日本人の耳には区別できない音が多いし、(おそらく現代の会話では)場合によって発音したりしなかったりする文字も多くある。チベット語を... 続きをみる

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  • 無気音と有気音

    音数の少ない日本語を話す日本人にとって一番難しいのがチベット語の無気音と有気音の区別だと思う。この音は英語、中国語、タイ語、ヒンディー語など多くの言語にある。アルファベット表記ではka と kha の区別なのだけど、チベット語は日本語と同じで子音と母音を同時に発音するので英語の有気音とは少し違う。... 続きをみる

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  • 英語、日本語、チベット語の文法について

    最初に、まず英語では主語は動作を行う主体のことであり動詞は主体のあり方の確定のことで最低限の文章は S+V で構成されるけど、日本語やチベット語では必ずしもそうとは限らない。三上章という日本語文法学者の本 を読んで私が考えたことを以下に述べたい。 英語の文章では主語と動詞が不可欠だけど、日本語やチ... 続きをみる