奥の細道を求めて

仏を求める旅

カンボジア、プノンペン

チャウドックからスピードボートで5時間、メコンを遡ってプノンペンへ向かう。

プノンペンの船着場では例によって運ちゃん達が客の奪い合いだ。仁義なき戦いの様相を呈している。数え切れないくらいのタクシー、バイク、トゥクトゥクの運ちゃん達が我れ先にと客の荷物に手を掛ける。私はもちろんすべてを無視して旅行案内所でひと休みしながら落ち着くのを待つ。そのうち、一人で客引きしているらしいトゥクトゥクの運ちゃんが近くなら3ドルで行くよと声をかけてきた。ちなみにカンボジアではドルが流通している。信用できそうな顔つきをしていたので予約しているホテルまで乗せてもらった。荷物を座席に置いたら、ダメだ、肩に掛けていろ、と言われてしまった。走っている車内から引ったくっていくヤツ等がいるらしい。

ホテルに着いた。着いた途端に豪雨。本格的な雨季が始まったらしい。

部屋は安ホテルの6階でエレベーターも無ければエアコンもない。途中3回くらい休まないとたどり着けない場所にある。そうと知っていたらもう少し高い部屋を予約したのに。あいにく満室で部屋を変えることも出来ない。眺めのいい事だけが取り柄だ。

ベトナムには猫が少なかったけど、カンボジアは猫の方が多い。食堂やお寺にもいる。そのうちの何匹か。

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