奥の細道を求めて

仏を求める旅

カンボジアのお寺

カンボジアにはお寺が多い。猫も歩けばお寺にあたる。そんな中で私が初めに行ったのはホテルから近い、オウンロム・パゴダという寺だ。歴史のある寺らしくかなり大きい。そんな写真の何枚か。

ここで坊さんに話しかけたのだけれどやっぱり英語が通じなかった。


2日目に行ったのがシルバー・パゴダ。ここは王宮附属のお寺で王様が仏事を行う時はここでやるらしい。なので極めて壮麗だ。

その中でも特に素晴らしかったのが回廊の壁画だ。周囲500mくらいあると思う。ラーマーヤナを描いたものらしい。ラーマーヤナは古いインドの叙事詩で、あらすじは、国を弟に譲ったラーマ王子が妻のシーターと数人の家臣を連れて森で隠棲していると、シーターの美しさに目の眩んだ悪魔ラーヴァナがラーマの留守に空を飛んでその妻を拐って行ってしまう。それを取り返すラーマ王子の壮大な旅の物語だ。旅の途中で神猿ハマヌーンが仲間に加わりその部下の猿達を引き連れて大軍勢になる。ラーヴァナの城は海を越えたランカー島にある。そこを渡るために猿達が手足を繋いで橋になった。いよいよラーマ王子の人猿軍とラーヴァナの悪魔軍との大戦争が始まる。

この話しが基になって西遊記や桃太郎の物語が生まれたという説もある。壁画の写真は数が多いのでまた次回。

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