奥の細道を求めて

仏を求める旅

ロンスエンへのバス

カントーからバスで2時間、ロンスエンにやって来るまでの間、このバスが面白かった。日本でこんな運転をするバスは見たことがない。定員30人くらいのミニバスで、乗客は10人くらいしか乗っていない。二車線の決して広くはない道路を夥しい数のスクーターが走っている。車だって少なくはない。そんな中をこのバスは警笛を鳴らしながら縫うように走り抜けて行く。遅い車はどしどし追い越す。ジェットコースターの気分だ。それが一般道路で。よく事故らないものだと呆れてしまう。一度など、前の車を追い越そうとしたところで対向車が来た。スピードも緩める事なく三台の車がすれ違う。その幅10cmくらいしかなかっんじゃないだろうか。こっちがヒヤッとしてしまう。スピードを緩めるのは狭い橋を渡る時くらいだ。幸いメコンデルタなのでそんな橋がたくさんある。そうでなければこっちの神経が参ってしまう。でもロンスエンに着いた時にはもう少し乗っていたい気がした。

×

非ログインユーザーとして返信する